クロレラを丸ごと取り入れることで発揮する体を養う効果

2021年7月21日

複数の栄養素が互いに影響してワンチームに!

1971年、アメリカの生化学者であるR・J・ウイリアムズ(米国化学学会元会長)が、栄養学の指針となる重要な概念を提唱しました。それは「ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸などすべての栄養素は、互いに量的なバランスを保ちながら1つのチームとして連係して働く」という主張です。栄養素は鎖で繋がれた首飾りのようなもので、どれか1カ所でも不足すると、鎖そのものが切れやすくなる、いわば「生命の鎖」なのだと言っています。 この考えからわかるのは、栄養素は全てが重要であって、どれが大切でこれはいらないということはないということです。また、特定の栄養素だけを多く摂ると、身体全体のバランスが崩れてしまうといいます。
その後も栄養学は発展を続け、次々と新しいことが分かってきています。しかし今なお、天然の食物には、解明されていない成分や連係する働き(生命力)があるといわれています。

 

●複数の栄養素が影響しあって、ワンチームの力を生む!

Close up top view of young business people putting their hands together. Stack of hands. Unity and teamwork concept.

 

栄養バランスの良さが、栄養効果を最大限に引き出す!

19世紀ドイツの化学者リービッヒは、植物の生育は最も不足する栄養素に左右されることを提唱しました。その後20世紀初頭にドイツのドベネックが、この理論をわかりやすく説明するために「ドベネックの桶」という図を作成しました。植物の生長を桶の中にためた水に見立て、どんなに水を入れても、桶の一番短い板の所までしか水はたまらず、それ以上はあふれてしまうということから、植物の生育も最も不足する栄養素に左右されるということを説明した図です。このドベネックの桶は植物の生育の話だけに止まらず、いまでは人の健康と栄養バランスの話の例えにもよく用いられています。

 

●ドベネックの桶

健康意識の高い人が注目!プラントベース・ホールフードとスーパーフード

日本の「一物全体食」と同様に、西洋では「ホールフード」という考え方があります。その中でもいま、世界的に注目されているのが、植物性の食材をなるべく精製加工せずに丸ごと食べる「プラントベース・ホールフード」。これはアメリカの栄養科学者であり、書籍「チャイナ・スタディ〜葬られた第2のマクガバン報告〜」の著者でもあるT・コリン・キャンベル博士が、現代人の健康不安はプラントベース(植物性)のホールフードを摂取することで解決できると提唱したことから広まりました。私たちは肉や魚、卵や牛乳などいろいろな食材を摂ることで栄養バランスを取ろうとしますが、植物性の食材を加工や精製をせず、皮や根、葉、種子まで丸ごとホールフードで食べることで、実は健康のために必要な様々な栄養素をバランス良く摂ることができるのです。
また、近年注目を集めているのがフィトケミカルが豊富で、美容・健康に役立つ食材のスーパーフード。美と健康を追求するハリウッドのセレブたちが、食事に取り入れたことからブームが起き、世界中に広まりました。公的な定義や基準はありませんが、一般の食材よりアミノ酸、ビタミン、ミネラル、フィトケミカルといった必須栄養素や健康成分を多く含む植物由来の食品が、スーパーフードと呼ばれています。サプリメントや健康食品とは異なり、特定の成分を抽出したり化学合成で作った物ではありません。
植物性でありながらたんぱく質が豊富で様々な栄養素をバランス良く含み、その栄養を丸ごと摂れるクロレラは、ホールフードでありスーパーフードであると言える食材です。

 

●西洋のホールフード=日本の一物全体

ホールフードの中には特定の栄養素や健康成分を多く含むスーパーフードがある。

健康を養うための食べ方の秘訣「一物全体=丸ごと食べる」

実は日本でも栄養のバランス、全ての栄養をしっかり摂る必要性は、明治時代の医師であり薬剤師の石塚左玄(いしづかさげん)が、食事で健康を養う食養医学のなかで「一物全体食論」として提唱しました。それは「野菜は皮まで、魚は頭から尻尾まで食べ、命あるものの全体を食べることで、健康を保つことができる」というもの。生き物の身体は命をつなぐのに必要な部分が集合してできているのだから、その力を全部丸ごと食べると良い、という教えです。
例えば、玄米と白米。白米は玄米から糠と胚芽を取り除いて精米したものですが、精米することでせっかく糠に含まれている繊維質、ビタミンB1、B2、ニコチン酸アミド、パントテン酸、α-リポ酸とビタミンEなどの健康成分が失われてしまいます。現代は美味しい部分や料理しやすい部分ばかり食べたり、農薬の影響などもあり、丸ごと食べる機会が少なくなっているのです。

 

●命あるものは丸ごと食べることで、健康に!

肥満大国アメリカにインパクトを与えた「マクガバン・レポート」

1977年にアメリカ上院栄養問題特別委員会によってまとめられた、栄養学のバイブルのような存在のレポート。当時のアメリカは、このままでは医療費の増大でアメリカの経済が破綻しかねない状況でした。そこで、アメリカ上院栄養問題特別委員会は7年に渡って調査研究を行い「医療費を圧迫しているのは、肉食中心の高カロリー高脂肪の食生活が背景にある生活習慣であり、これは薬では治らない」と結論づけました。さらに、「動物性食品を減らし、できるだけ精製しない穀物や野菜、果物を多く摂る」ことも推奨したのです。

 

●動物性食品を減らして、穀物・野菜・果物を!

優れたプラントベース・ホールフード、クロレラ

丸ごと食べるクロレラは、一物全体を謳う食物の中でもとても優れています。その秘密は大きさ。小さい食物で知られるサクラエビやホタルイカ、イイダコなどはゆでたり、煮たりして丸ごと食べられます。単細胞生物のクロレラはそんな食物より、ずっと小さい1000分の3~8ミリ。たった1g中にも、500億個ほどのクロレラ細胞が含まれています。しかし、どんなにサイズが小さくても、ひとつ一つが独立した生命。サイズの小さいクロレラなら、一度に驚くほどたくさんの数の一物全体食を食べることができるのです。そのうえ、緑藻類の一種であるクロレラは植物性食品。生きるために必要なミネラル、ビタミン、たんぱく質など59種類以上の栄養素と機能性成分をバランスよく含み、自然のままの形で摂ることができるとても優れたプラントベース・ホールフードなのです。

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